ホウキギの重要害虫であるツツミノガ類幼虫の発生推移とBT水和剤の効果

ホウキギの重要害虫であるツツミノガ類幼虫の発生推移とBT水和剤の効果

タイトルホウキギの重要害虫であるツツミノガ類幼虫の発生推移とBT水和剤の効果
要約地域特産作物であるホウキギ(とんぶり)の栽培において、ツツミノガ類幼虫は重要な害虫である。発生は8月上旬頃から認められ、収穫前の9月下旬に最大量となる。BT水和剤1,000倍液の散布は、ツツミノガ類幼虫の発生を抑え収穫物への混入を減少させる。
キーワードホウキギ、とんぶり、地域特産作物、ツツミノガ類、BT水和剤
担当機関秋田農技セ農試 生産環境部
連絡先018-881-3330 / akomachi@mail2.pref.akita.jp / akomachi@mail2.pref.akita.jp
区分(部会名)東北農業
分類技術、参考
背景・ねらい東北地方の地域特産作物である「とんぶり」は、アカザ科の1年生草本植物であるホウキギの種子を加工して作られる。ホウキギの栽培では害虫の発生が問題となっており、特にツツミノガ類幼虫は収穫した種子に筒巣が混入して大きな問題となるが、その被害状況や発生実態は明らかになっていない。現地ではホウキギで発生するヨトウムシ(ヨトウガの幼虫)を対象としてBT水和剤が散布されており、鱗翅目害虫であるツツミノガ類幼虫に対しても効果が期待される。そこで、ツツミノガ類幼虫の発生推移ならびにBT水和剤の効果を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 収穫したホウキギの種子にはツツミノガ類幼虫の筒巣が混入する(図1)。調製作業ではピンセットを用いた除去が必要となり労力を増やすため、重要な害虫である。
  2. 2006年に現地圃場で行った調査から、ツツミノガ類幼虫は8月上旬頃から発生し始め、発生量は10月上旬の収穫時期を前に最大となる。(図2、3)。
  3. BT水和剤1,000倍液を2回散布することによって、ツツミノガ類幼虫の寄生数が減少する(図3)。
  4. BT水和剤1,000倍液を2回散布することによって、収穫したホウキギ種子へのツツミノガ類幼虫の筒巣の混入数が減少する(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 発生するツツミノガ類の種名は未同定である。
  2. 試験に用いたBT水和剤はバチルス・チューリンゲンシス(アイザワイ系統)の生芽胞および産生結晶毒素を成分とする。
具体的データ
図1
図2
図3
表1
予算区分県単
研究期間2005~2006
研究担当者糸山享、新山徳光
発表論文1)糸山享、新山徳光(2006)北日本病虫研報57:195-197.
発行年度2006
収録データベース研究成果情報

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