乳酸菌発酵による無洗米粕からのγ-アミノ酪酸の製造方法

乳酸菌発酵による無洗米粕からのγ-アミノ酪酸の製造方法

タイトル乳酸菌発酵による無洗米粕からのγ-アミノ酪酸の製造方法
要約400kgの無洗米粕から乳酸菌発酵によりγ-アミノ酪酸(GABA)濃度約1%のGABA液約2700リットルとGABA濃度約1.3%のGABAパウダー約100kgが製造できる。
キーワード無洗米粕、γーアミノ酪酸(GABA)、乳酸菌発酵
担当機関秋田県農林水産技術センター 総合食品研究所 食品開発グループ
連絡先018-888-2003 / toeda@arif.pref.akita.jp / toeda@arif.pref.akita.jp
区分(部会名)東北農業
分類技術、参考
背景・ねらい米の需要が伸び悩む中で、利便性が高い無洗米の販売量は増加しているが、無洗米の製造過程で発生する多量の無洗米粕の有効利用が望まれている。無洗米粕には糖質、蛋白、繊維が多く含まれているため乳酸菌発酵原料として有望である。そこで、無洗米粕から乳酸菌発酵によりγ-アミノ酪酸(GABA)の効率的生産技術開発を目的とする。
成果の内容・特徴
  1. パイロットプラント規模のGABA液生産
    4000リットル規模の培養器を備えたパイロットプラントにおいて、400kgの無洗米粕を液化・糖化し、グルタミン酸ナトリウム(MSG)を加え乳酸菌にて培養することにより、添加したMSGを全てGABAに変換できる。培養液を加圧濾過することにより、GABA 1.05%を含む培養液(GABA液)が2670リットル生産できる(図1)。
  2. GABAパウダーの生産
    (1)の培養液から加圧濾過により得られた濾過残渣を乾燥することによりGABA 1.3%を含有するGABAパウダー122kgが生産できる(図1)。
    GABA液とGABAパウダー合わせたGABAの収率は84%である。
成果の活用面・留意点
  1. GABA液およびGABAパウダーは食品および飼料原料として利用できる。
  2. GABA発酵残渣の水分含有量が高いため残渣の乾燥に時間を要するため、濾過工程の改善が必要である。
具体的データ
図1
予算区分バイオリサイクル
研究期間2005~2006
研究担当者押部明徳(東北農研)、戸枝一喜、大能俊久
特許出願(公開)押部明徳、戸枝一喜、大友理宣 (2006)  γ-アミノ酪酸含有組成物を含む飼料とその製造方法 特願2006-155356
発行年度2006
収録データベース研究成果情報

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