茶葉中エピガロカテキン−3−0−(3−0−メチル)ガレート含量の変動要因

茶葉中エピガロカテキン−3−0−(3−0−メチル)ガレート含量の変動要因

タイトル茶葉中エピガロカテキン−3−0−(3−0−メチル)ガレート含量の変動要因
要約抗アレルギー物質であるエピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレート(EGCG3&Me)は‘べにほまれ’とその後代(‘べにふうき’等)の二番茶以降の茶葉に多く含まれ、包種茶(弱発酵茶)に製造すると高含量が維持される。
キーワード抗アレルギー物質、エピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレート、べにふうき
担当機関(独)農業技術研究機構 野菜茶業研究所 機能解析部 茶機能解析研究室
連絡先0547-45-4964
区分(部会名)野菜茶業
分類科学、普及
背景・ねらい社会問題化しているアレルギー疾患に対して、食品中からの抗アレルギー物質の探索が強く求められている現状にある。そこで、茶葉中から見出された抗アレルギー物質であるエピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレート(EGCG3&Me;図1)を有効に利用するため、品種、茶期、茶種による含量変動を明らかにする。
成果の内容・特徴1.
一番茶の茶葉中のEGCG&Meの含量は、‘べにほまれ’とその後代(‘べにふうき’等)で高く、次いで‘おくみどり’、‘大葉烏龍’、‘青心大パン’で高い(図2)。
2.
‘べにほまれ’茶葉でのEGCG3"Me含量は一番茶で最も低く、二番茶以降増大する(図3)。
3.
‘べにほまれ’茶葉で緑茶、包種茶(弱発酵茶)、紅茶を製造した場合、EGCG3"Me含量は紅茶(強発酵処理)で激減する(図4)。
成果の活用面・留意点1.
抗アレルギー物質であるEGCG3&Meを多く含む品種の茶は、抗アレルギー性を有した機能性素材として利用可能である。
2.
このような品種は、機能性素材として有効に利用するためには、二番茶以降の茶葉を緑茶もしくは包種茶に製造する必要がある。
具体的データ
図表
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予算区分生研機構
研究期間2001~2005
研究担当者宮瀬敏男(静岡県立大)、佐野満昭(静岡県立大)、山本(前田)万里、川本恵子(生研機構)
発表論文1)山本(前田)ら (2001) 日本食品科学工学会誌 48(1): 64-68.
2)Sano et al. (2001) Analyst 126: 816-820.
発行年度2001
収録データベース研究成果情報

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