メチル化カテキン高含有緑茶のスギ花粉症状軽減効果

メチル化カテキン高含有緑茶のスギ花粉症状軽減効果

タイトルメチル化カテキン高含有緑茶のスギ花粉症状軽減効果
要約メチル化カテキン[エピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレート]含有緑茶の長期飲用により、スギ花粉症の症状の悪化はメチル化カテキンを含まない対照緑茶飲用に比べ、正常免疫反応に影響を与えることなく有意に抑制される。
キーワード抗アレルギー物質、エピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレート、メチル化カテキン、「べにふじ」緑茶
担当機関(独)農業・生物系特定産業技術研究機構 野菜茶業研究所 機能解析部 茶機能解析研究室
連絡先0547-45-4964 / marimy@affrc.go.jp / marimy@affrc.go.jp
区分(部会名)野菜茶業
専門茶業
分類科学、普及
背景・ねらい社会問題化しているアレルギー疾患に対して、食品中からの抗アレルギー物質の探索が強く求められている現状にある。そこで、茶葉中から見出された抗アレルギー物質であるエピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレート(EGCG3”Me:メチル化カテキン)を多く含有する緑茶のスギ花粉症症状に対する効果を二重盲検試験にて明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. メチル化カテキン高含有緑茶2gを一回あたり熱湯300mlで浸出したものを朝、昼2回服用する方法で連続飲用した軽度のスギ花粉症患者群(9人:被験品飲用群)はメチル化カテキンを含まない対照緑茶を連続飲用した患者群(9人:プラセボ飲用群)に比べ有意に症状の悪化の度合いが軽減される(図1:アレルギー日誌からのデータ)。
  2. 被験品を1ヶ月飲用した被験品飲用群は、メチル化カテキンを含まないプラセボ飲用群に比べ有意に血液中のIgE値の上昇が抑制される(図2)。
  3. 被験品を飲用した被験飲用群とメチル化カテキンを含まないプラセボ飲用群の間には、好中球貪食能、NK活性等に有意な差は認められず、正常な免疫反応は抑制しない(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. メチル化カテキンを多く含有する「べにふじ」緑茶を飲用した場合の効果である。
  2. メチル化カテキンを多く含有する「べにふうき」、「べにふじ」緑茶を利用した飲食品に応用することができる。
具体的データ
図1
図2
図3
予算区分生研センター異分野融合支援事業
予算区分交付金
研究期間2001~2005
2000~2006
研究担当者山本(前田)万里、永井 寛(アサヒ飲料)、安江正明(アサヒ飲料)、浅井和美、森脇佐和子
特許出願(公開)山本万里、永井寛:特願2003-290789(2003.8.8出願)
発行年度2003
収録データベース研究成果情報

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