イネいもち病発生程度別圃場の頻度分布

イネいもち病発生程度別圃場の頻度分布

タイトルイネいもち病発生程度別圃場の頻度分布
担当機関福島県農業試験場 病理昆虫部
区分(部会名)東北農業
成果の内容・特徴
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    病害虫発生情報は地域内のほ場を系統的に抽出してその地域全体の平均的発病程度を
    推定したものであるが、一定地域の中でもほ場毎に発生程度に大きな変異が
    あることから、個々のほ場の発病程度までは言及できない。そのため、個々の農家が
    防除要否の意思決定を行う場合に、発生予察情報の内容が理解されないと混乱を
    きたす場合がある。
    本研究により、ほ場毎のいもち病の発生程度別の分布型は発生初期から盛期に
    至るまで、指数分布に近い逆J字型の分布型をとることが分かった。このことから、
    一定地域での発病程度別のほ場数は、平均発病程度よりも発病程度が低いほ場の割合が
    多く、平均よりも高いほ場の割合は少ないことが分った。また、指数分布は平均値と
    標準偏差が等しいので、この分布様式を適用すると地域の平均発病程度のみしか
    判らない場合でも、発生程度別のほ場の頻度が推定できるようになる
    (図1)。
  2. 技術・情報の適用効果
    地域の平均的発病程度が分かるだけで、発病程度別のほ場の頻度が推定できるので、
    発生予察情報による平均発病程度に基づいて、種々の防除法が適するほ場の割合が
    明らかとなり、いもち病を効率的に防除することが可能となり、防除の経済性が
    高まる。
  3. 適用の範囲
    病害虫防除指導機関(病害虫防除所、農業改良普及所等)
  4. 普及指導上の留意点
    一定地域における発病程度別のほ場の頻度は推定できるが、個々のほ場の発生程度は
    ほ場毎に調査する必要があるので注意する。また、激発条件の事例の調査は
    行っていないので、その場合には本方法が適用可能かどうか未確認である。

具体的データ
図1
予算区分指定試験
研究期間1986~1988
発行年度1989
収録データベース研究成果情報

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