りんごジュース粕の長期貯蔵技術

りんごジュース粕の長期貯蔵技術

タイトルりんごジュース粕の長期貯蔵技術
担当機関青森県畜産試験場草地飼料部
区分(部会名)東北農業
区分(部会名)畜産
成果の内容・特徴
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    りんごジュース粕をサイレージに調製する場合に適当な添加物の種類、添加量
    及びサイロ型式を明らかにした。
    1. 添加物の種類及び添加量
      りんごジュース粕にイナワラ、大豆粕、ルーサンペレット等を原物に対して
      10~15%を添加することにより、いずれの添加物でもサイレージ中の総酸、乳酸
      含量が増加し、発酵品質は向上するが、添加物の種類別に見るとルーサンペレット
      又は大豆粕の改善効果が大きく、イナワラでは小さい。
    2. サイレージの飼料成分
      ルーサンペレットや大豆粕の添加は、サイレージ中の粗蛋白質含量を高め栄養
      バランスを改善するうえで効果的であるが、大豆粕の単独添加では粗繊維含量が
      低下しすぎるので、これを補うために大豆粕10%にイナワラ5%の混合添加が適当である。
    3. サイロ型式
      サイロ型式はバッグサイロ、コンパネサイロ、トレンチサイロ等いずれのサイロでも
      調製可能であるが、長期貯蔵の場合は機密性の高いトレンチサイロが適しており、
      バッグサイロでは表層全体にカビが発生した。
      表1.添加量、添加物の種類と
      りんごジュース粕サイレージの発酵品質
      表2.添加量、添加物の種類と
      りんごジュース粕サイレージの飼料成分
      表3.サイロ型式別りんご
      ジュース粕サイレージの発酵品質
  2. 技術・情報の適用効果
    冬期間に生産されたりんごジュース粕を夏期間まで貯蔵できるため、家畜への
    通年給与が可能となり、低コストな地域飼料資源の有効活用が図られる。
  3. 適用の範囲
    りんごジュース粕の入手が可能な地帯
  4. 普及指導上の留意点
    1. りんごジュース粕は搾汁直後の新鮮なものを使用する。
    2. 添加物として大豆粕を加えた場合は粗繊維含量が減少するので、給与に
      あたっては粗繊維の充足率を確認する必要がある。
    3. サイレージ調製及び取り出し作業は重労働なので、バケット付フロントローダ
      などの機械力で対応できるサイロが望ましい。
    4. りんごジュース粕サイレージの原物当たりの栄養価は、TDN14.5%、DCP0.2%、
      ルーサンペレットや大豆粕を添加した場合では、TDN17~22%、DCP1.2~5.7%と
      試算される。

予算区分県単
研究期間1989~1990
発行年度1991
収録データベース研究成果情報

研究成果情報アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat