除草剤を用いた簡易更新技術

除草剤を用いた簡易更新技術

タイトル除草剤を用いた簡易更新技術
担当機関福島県畜産試験場沼尻支場
区分(部会名)東北農業
区分(部会名)畜産
成果の内容・特徴
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    ケンタッキーブルーグラスが優占し老朽化した放牧草地を、除草剤を用いて
    前植生を一的に抑圧し、ペレニアルライグラスのペレット種子を追播する方法を
    検討し、併せて定着を促進するための利用法を明らかにした。
    1. 5月上旬に放牧草地に除草剤を散布して前植生を一時的に抑圧し、
      2週間後にペレニアルライグラス(以下Prgと略記)を追播して、その後
      一昼夜黒毛和種成雄牛を軽放牧したところ、除草剤を使用しないで
      追播した区に比べて乾物収量及びPrg割合が向上した。
      なお、前植生の処理にはグルホシネート系除草剤とグリホサート系除草剤を
      用いたが、グルホシネート系除草剤の方が効果的で
      あった(表-1・図-1)。
    2. 追播にはペレット種子と普通種子を用いたが、ペレット種子を用いることにより
      乾物収量及びPrg割合が向上した(表-1・図-1)。
    3. 追播後に黒毛和種成雌牛を入牧させて踏圧をかけたところ、踏圧をかけなかった
      試験区に比べて乾物収量に差はなかったものの、Prg割合は向上した(表-1)。
    4. 更新2年目に多回刈(年5回刈)処理したところ、少回刈(年2回刈)処理に比べて
      収量及びPrg割合が向上した(表-2)。
  2. 技術・情報の適用効果
    除草剤を用いて前植生を一時的に抑圧し、ペレット種子を用いることにより、
    老朽化した放牧草地を不耕起条件下で更新可能である。
  3. 適用の範囲
    ペレニアルライグラスが定着可能な比較的冷涼な地域
  4. 普及指導上の留意点
    1. 使用する除草剤は、グルホシネート系除草剤800ml/10a、グリホサート系除草剤
      100ml/10a散布とする。
    2. ペレット種子は(草地試験場製造10mm径)、100kg/10aの施用(種子換算2kg/10a)とする。
    3. ペレット種子は、普通種子に比べて播種~発芽までの日数が約2週間遅れるので
      播種時期を早目に設定する。
    4. 発芽に要する肥料成分はペレットに含まれるものの、定着を促進するために不足分
      を補う必要がある。

具体的データ
表-1
図-1
表-2
予算区分県単
研究期間1990~1991
発行年度1991
収録データベース研究成果情報

研究成果情報アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat