組織培養によるリンゴ新品種の急速・大量・簡易増殖技術

組織培養によるリンゴ新品種の急速・大量・簡易増殖技術

タイトル組織培養によるリンゴ新品種の急速・大量・簡易増殖技術
担当機関青森県りんご試験場 病虫部
区分(部会名)果樹
区分(部会名)東北農業
成果の内容・特徴
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    組織培養により、リンゴ新品種を急速、大量、かつ簡易に増殖するための培地組成及び
    培養条件について検討した。
    リンゴ品種「ふじ」の幼果を6月下旬に採取し、内蔵する未熟な受精胚を種々の組成の
    培地で培養し発芽率を検討した結果、BA1及び2mg/lの濃度区で高い発芽率及び
    増殖率を示した(表1)。
    3通りの交配組合せで得た種子の胚培養及び従来の苗床への直接播種法の違いによる
    発芽率を比較した結果、いずれの交配組合せにおいても胚培養法の発芽率が
    高かった(表2)。
    胚培養で得た各種交配組合せの発芽シュートを切取り、BA2mg/l添加した培地上での
    増殖率を調査した結果、供試したすべての交配組合せの個体で高い増殖率を
    示した(表3)。
  2. 技術・情報の適用効果
    本技術を利用することにより、まだ未熟な段階の受精胚から発芽個体を得ることが可能
    となり、従来の成熟種子を直接苗床に播種して発芽させる方法に比較して期間の短縮、
    発芽率の向上が望まれる。
    また、培養瓶内での保存ならびに増殖が可能なことから需要に応じて有望品種の急速・
    簡易・大量増殖ができる。
  3. 適用の範囲
    1. リンゴの育種関係場所
  4. 普及指導上の留意点
    1. 本技術で育成した苗木の普及指導体制の充実

具体的データ
表1
表2
表3
予算区分特定農産物緊急技術開発
研究期間1989~1993
発行年度1991
収録データベース研究成果情報

研究成果情報アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat