土壌及び施肥量がリンゴの果汁成分含有量に及ぼす影響

土壌及び施肥量がリンゴの果汁成分含有量に及ぼす影響

タイトル土壌及び施肥量がリンゴの果汁成分含有量に及ぼす影響
担当機関青森県りんご試験場化学部
区分(部会名)果樹
区分(部会名)東北農業
成果の内容・特徴
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    土壌(埴質沖積土壌の中野目統及び火山灰土壌の花巻統)、施肥量(15-5-10の肥料
    を使用)の違いが、「陸奥」及び「ふじ」果汁成分含有量に及ぼす影響を検討した。
    1. 土壌の影響はアミノ態窒素及び可溶性固形物含有量に見られ、両品種とも中野目統
      産果汁は花巻統産に比べアミノ態窒素含有量が多く、可溶性固形物含有量が
      少なかった。酸及び灰分含有量に対する土壌の影響は明かでなかった。
      施肥量の影響は中野目統産「陸奥」のアミノ態窒素及び両土壌統産「陸奥」の灰分
      含有量に見られ、これら成分は施肥量が10kg区で少なかった(表1)。
    2. 両土壌において、可溶性固形物及び酸含有量は天然果汁の基準含有量を越え、
      灰分含有量も花巻統産「ふじ」の施肥量10kg区を除き基準含有量を越えていた。
      しかし、アミノ態窒素は中野目統産「陸奥」の10kg区を除き基準含有量を越えている
      ものの、花巻統産は両品種とも基準含有量以下であった(表1)。
    3. アミノ態窒素含有量は果肉の窒素含有量と密接な関係がみられ、窒素含有量の
      少ない果実ほどアミノ態窒素含有量も少なかった(図1)。花巻統産の果実は中野目統産のものより果肉の
      窒素含有量が少なく(図2)、このことが、花巻統産
      果汁のアミノ態窒素含有量が中野目統産のものより低い原因と考える。
    4. 以上の結果、土壌及び肥料上問題となる果汁成分はアミノ態窒素であることが明かと
      なり、土壌条件によっては基準含有量を越えることができないと思われる。
  2. 技術・情報の適用効果
    加工用リンゴ栽培上の参考資料となる。
  3. 適用の範囲
    青森県全域
  4. 普及指導上の留意点

具体的データ
表1
図1
図2
予算区分特定農産物緊急技術開発
研究期間1989~1993
発行年度1991
収録データベース研究成果情報

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