地下水位制御システムFOEASによる転作大豆の地下かんがい用水量
地下水位制御システムFOEASによる転作大豆の地下かんがい用水量
タイトル | 地下水位制御システムFOEASによる転作大豆の地下かんがい用水量 | ||
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要約 | 鹿児島県内のFOEASを導入した灰色台地土の水田で転作大豆栽培を行う場合、地下かんがい実施日における用水量は、気象条件に対応して1~14mm/dayであり、無かんがいの対照ほ場に比べ、かんがいと排水の効果により大豆の増収効果は顕著である。 | ||
キーワード | 地下水位制御システム、地下かんがい用水量、転作大豆、暗渠排水 | ||
担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 農村総合研究部 水田汎用化システム研究チーム | ||
連絡先 | 029-838-7555 | ||
区分(部会名) | 農村工学 | ||
分類 | 参考、行政、技術 | ||
背景・ねらい | 地下水位制御システムFOEASは、水田の有効活用による麦・大豆など転作作物および飼料米の生産拡大と生産力の強化を実現する新技術として位置づけられている。特に大豆については、開花期や夏場の乾燥時にかんがいすることで増収効果が得られる。FOEASの更なる普及・利活用のためには、その特徴である地下かんがいを通じた作物栽培における用水需要量を明らかにする必要がある。これまでに代掻き水稲栽培時の用水量と慣行の地表かんがいと比較した節水効果について報告例があるが、新たな用水需要が見込まれる転作時の用水量について報告例は皆無である。 そこで、現地ほ場を用いて、一筆水田における大豆栽培時の地下かんがい用水量等を観測・分析し、この技術の利活用による転作時の用水量に係る情報を蓄積する。 | ||
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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具体的データ | |||
図1 | |||
図2 | |||
図3 | |||
表1 | |||
予算区分 | 交付金研究 | ||
研究期間 | 2009~2010 | ||
研究担当者 | 若杉晃介、北川 巌、原口暢朗 | ||
発表論文 | 1) 若杉、藤森(2009)農業農村工学会誌、694: 7-10 2) 若杉ら(2010)農業農村工学会大会講演会講演要旨集: 504-505 | ||
発行年度 | 2010 | ||
収録データベース | 研究成果情報 |