スターチス・シヌアータの培養温度の違いが抽だいおよび収量に及ぼす影響

スターチス・シヌアータの培養温度の違いが抽だいおよび収量に及ぼす影響

タイトルスターチス・シヌアータの培養温度の違いが抽だいおよび収量に及ぼす影響
要約
暖地の作型におけるスターチス・シヌアータは、品種の低温要求性にかかわらず、初代培養から発根培養まで全期間20?Cで培養すれば、開花遅延が発生せず、切り花単価の高い時期の収量が多くなる。
キーワードスターチス・シヌアータ、培養温度、開花遅延、低温要求性、収量
担当機関和歌山農総技セ 暖園セ 育種部
連絡先 0738-23-4005
区分(部会名)近畿中国四国農業
分類参考、技術
背景・ねらい
暖地の作型におけるスターチス・シヌアータは、品種により開花遅延が発生し、切り花単価の高い時期(年内~春の彼岸)の収量が著しく減少することがある。種子系品種では、花芽形成に対する低温要求性は品種によって異なり、十分な低温を受けないまま定植すると抽だいが著しく遅れる。これは、培養苗においても同様で、培養中の温度が抽だいに影響すると考えられる。そこで、培養ステージ別の温度の違いが抽だいおよび収量に及ぼす影響を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 開花遅延は、初代培養から発根培養まで全期間25℃で培養すると、その後冷房育苗(遮光率60%、昼温25℃、夜温15℃の条件で40~50日間、順化・育苗)を行っても、低温要求性が高い品種ほど発生しやすいが、全期間20℃で培養すると、品種の低温要求性にかかわらず発生しない(表1)。
  2. 収量は、全期間25℃で培養すると、ほとんどの供試品種で最も少なくなり、20℃で培養する期間が長いほど多くなる傾向がある(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 全期間25℃で培養し、その後冷房育苗を行ったときに生じる抽だい率の品種間差異は、花芽形成の低温要求性の評価に活用できる。
  2. 供試品種の低温要求性は、「紀州ファインイエロー」が低く、「紀州スター」および「スイートライラック」が中程度、「紀州ファインホワイト」、「ほたる」および「ティンズブルー」が高いと判断できる。
  3. 本情報は、暖地の作型におけるスターチス・シヌアータの培養苗生産技術に活用できる。
具体的データ
(表1)
予算区分 基金
研究期間2006~2006
発行年度2008
収録データベース研究成果情報

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