適正施肥推進のための「施肥・減肥基準データベース」

適正施肥推進のための「施肥・減肥基準データベース」

タイトル適正施肥推進のための「施肥・減肥基準データベース」
要約最新の都道府県の施肥基準関連資料から作成した施肥基準、減肥基準、有機物施用基準、土壌診断基準のデータベースにより、作物別、地域別の標準的施肥量等を手軽に把握できる。施肥の適正化が遅れている地域で減肥基準の策定・改定などに活用できる。
キーワード減肥基準、施肥基準、土壌診断基準、有機物施用基準、施肥対応
担当機関(独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 土壌肥料研究領域
連絡先029-838-8481
分類主要普及成果
背景・ねらい土壌診断基準や施肥基準は、資源循環や施肥の適正化による環境保全型農業を推進するための基礎であり、2007年5月までに公開された施肥基準等は金澤(2008)によってデータベース化されている。しかし、その後、先進的な都道府県において堆肥等が含有する肥料成分量や土壌蓄積養分に応じた減肥可能量の基準(以下「減肥基準」という)の策定、施肥基準の改訂が行われた。そこで、これらの減肥基準等を収集・整理し、策定が遅れている都道府県の減肥基準策定を促進する。
成果の内容・特徴
  1. 「施肥・減肥基準データベース」は、2010年8月までに農林水産省生産局が収集した最新の都道府県の施肥基準関連資料からExcelワークシートを用いて作成した6個のデータベース(DB)と2個のリストから構成される(図1)。これらのDBとリストへはパソコン上のポータル画面から簡単にアクセスできる(図2)。また、リンクの設定により、各DB間で関連データを相互参照できる(図1)。
  2. 「施肥基準DB」は、(1)県別施肥基準DB(収録された全品目、全作型の基準)と、(2)品目別施肥基準DB(作付面積の大きな都道府県から順次、全国の作付面積の80%を超えるまでの範囲で各県の代表的作型の施肥基準を1つずつ掲載)で構成される。
  3. 「減肥基準DB」は、(3)有機物施用にともなう施肥対応DBと、(4)土壌診断結果にもとづく施肥対応DBに分けて収録されている。
  4. (5)有機物施用基準DBには、「施肥基準」とは別に設定されている有機物の施用基準が、(6)土壌診断基準DBには、各県の土壌診断基準(土づくりにおける土壌改良目標)が県別に収録されている。
  5. 「施肥基準の内容リスト」から各県の施肥基準等策定の基本方針を、「都道府県基準資料リスト」から各県が作成した施肥基準等を掲載している資料を確認できる。また、データシートには、データの出典情報(各県資料名と引用箇所)も収録されているので、減肥基準の策定・改定などに活用できる。
  6. 「施肥・減肥基準データベース」により、作物・作型別の施肥基準や県別の減肥基準を容易に総覧できるので、環境影響評価のための基礎資料としても活用できる(図3、品目別リン酸施肥基準の一例)。
成果の活用面・留意点
  1. 普及対象:行政、公立試験研究機関の施肥指導関係者、および環境影響評価の関係者。
  2. 普及予定地域・普及予定面積・普及台数等:全国。
  3. その他:本データベースを収録した報告書は行政部局、試験研究機関等に200部配布。2008年に作成したデータベース(金澤:職務作成プログラム(機構-A10)、2008)には13件の利用申請があり、利用者には本データベースをPRする。本データベースも職務作成プログラムとして申請予定。
具体的データ
図1
図2
図3
予算区分農水補助金 農業生産環境対策事業(減肥基準策定に向けたデータ収集事業)
研究期間2010~2011
研究担当者太田 健、金澤健二、木村 武、木村龍介、江口哲也
発表論文1)平成22年度農業生産環境対策事業のうち減肥基準策定に向けたデータ収集事業報告書(CD付)
発行年度2011
オリジナルURLhttp://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/narc/2011/151a1_01_20.html
収録データベース研究成果情報

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