複数の圃場情報を効率的に確認できるPMS圃場情報表示プログラム

複数の圃場情報を効率的に確認できるPMS圃場情報表示プログラム

タイトル複数の圃場情報を効率的に確認できるPMS圃場情報表示プログラム
要約PMS(作業計画・管理支援システム)に入力された複数の圃場情報の確認、評価が効率的に行える表示プログラムである。PMSで地図上の圃場を右クリックすることで起動し、複数の圃場情報をレーダーチャート表示することで、迅速に圃場情報を確認できる。
キーワードPMS、圃場情報、レーダーチャート、プログラム
担当機関(独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 情報利用研究領域
連絡先029-838-8481
分類普及成果情報
背景・ねらいPMS(作業計画・管理支援システム、2009年度成果情報)とは、地理情報システム(GIS)に基づく営農支援ソフトウェアである。視覚的な操作が可能であり、多くの圃場を管理する大規模経営体に適する。しかし、PMSのデータ管理は年単位が基本であり、複数年に亘る複数の圃場情報を同時に表示する機能が用意されていないことから、大規模経営農家のより効率的な作業計画作成のためには、複数の圃場情報を時系列および圃場間で同時に比較表示できる機能が要望されていた。そこで、PMSを導入した担い手の営農支援をさらに加速することを目的として、時系列および圃場間の複数の圃場情報をレーダーチャートで一度に確認可能とするPMS圃場情報表示プログラムを開発する。
成果の内容・特徴
  1. 本プログラムは、PMSの外部ツールとして登録することにより圃場を右クリックするだけで起動でき、操作が容易である。
  2. PMSで入力された最大8項目までの複数の圃場情報(例えば反収、雑草発生状況等)をレーダーチャート(図1)および表形式で表示する機能を有し、総合的な判断が必要とされる作業計画作成に役立つ。
  3. さらに多重起動することにより、過去の圃場情報と並べた表示も容易なため、栽培履歴に基づいた作業計画作成にも役立つ(図1)。
  4. レーダーチャートで表示した圃場情報全てをエクセル形式で出力する機能を有し、複数圃場情報を用いた作業計画作成も容易である。
  5. 不耕起栽培の適性判定などでは、項目を組み合わせた判定式を、利用者が任意に設定する総合評価値として表示する機能を持つ(式1)。
  6. 設定ファイル(.ini)を編集することにより、項目に表示する圃場情報を任意に変更できる(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 普及対象:大規模水田作、大規模水田転作生産者等。
  2. 普及予定地域・普及予定面積・普及台数等:全国のPMS導入済み・運用中である数十の生産者・組織をはじめとするPMS導入希望生産者・組織。
  3. その他
    • 利用にはPMSのセットアップおよび環境設定が必要である。
    • 既に約50haの大規模複合農家への聞き取り調査を行い、本プログラムの圃場情報表示機能は作業計画作成に有効との評価を得ている。
    • PMSは2010年12月~2011年11月の1年間で250件のダウンロード、マスタCD配付約15件の実績がある。本プログラムはPMSのサイト(http://www.aginfo.jp/PMS/)から公開予定であり、機能拡張に伴う一層の普及を予定している。
具体的データ
図1
式1
表1
予算区分委託プロ(水田底力)
研究期間2007~2011
研究担当者岡田泰明、菅原幸治、吉田智一
発表論文1)岡田泰明ら(2011)農業情報研究、20(4):148-159
2)岡田泰明、菅原幸治、職務作成プログラム(機構A-26)
発行年度2011
オリジナルURLhttp://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/narc/2011/160b0_01_26.html
収録データベース研究成果情報

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