アンモニアイオンメータによるサイレージ中VBN含量の測定

アンモニアイオンメータによるサイレージ中VBN含量の測定

タイトルアンモニアイオンメータによるサイレージ中VBN含量の測定
要約サイレージあるいは発酵TMR中の揮発性塩基態窒素(VBN)濃度はイオン電極法を用いたアンモニアイオンメータによるアンモニア濃度と相関がある。本法の測定値から算出したV-scoreによる発酵品質評価は従来法による評価と変わらない。
キーワードアンモニアイオンメータ、VBN、発酵品質、サイレージ、発酵TMR
担当機関(独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター 畜産草地研究領域
連絡先Fax:096-242-7769 / q_info@ml.affrc.go.jp / q_info@ml.affrc.go.jp
096-242-7682
分類研究成果情報
背景・ねらいサイレージあるいは発酵TMRの発酵品質評価はV-score法が普及している。V-scoreはサイレージ中の酢酸+プロピオン酸含量、酪酸含量および全窒素中の揮発性塩基態窒素(VBN)の割合から算出する。VBN含量の測定は、サイレージ等の抽出液を用いた水蒸気蒸留法や微量拡散法が常法とされているが特殊な装置やガラス機器を必要とし、操作がやや煩雑である。サイレージ中のVBNはアンモニア態窒素がほとんどであることから、ガラス電極を用いたアンモニアイオンメータ(イオンメータ法)で測定が可能と考えられる。そこで、微量拡散法およびイオンメータ法による測定値間の相関関係を明らかにし、本法が常法の代替法となり得るかどうかを明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. サンプル測定量についてはイオンメータ機器マニュアルに示される100mlと比較して、30および50mlでの測定値に有意差はなく、サイレージ抽出液30mlで測定が可能である(図1)。
  2. 大麦サイレージのVBN含量はイオンメータ法測定値と微量拡散法測定値に有意な相関が認められる(図2)。
  3. 大麦サイレージ、飼料用サトウキビサイレージ、発酵TMRで両法を用いて算出したV-scoreには高い相関があり、統計的な差は認められない。V-scoreによる判定結果(80点以上;良、60点-80点;可、60点以下;不良)はほぼ同じである(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. V-score算出のための簡易な測定法として利用可能である。
  2. アンモニアイオンメータでの測定は2反復以上が望ましい。
具体的データ
図1
図2
図3
予算区分交付金
研究期間2008~2013
研究担当者服部育男、中西良孝(鹿児島大)、田川光梨(現在なかやま牧場)、高山聡子(現在リョーユーパン)、髙山耕二(鹿児島大)、神谷 充、佐藤健次
発表論文中西ら(2012)日草誌57(4):209-211
発行年度2013
オリジナルURLhttp://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/karc/2013/karc13_s05.html
収録データベース研究成果情報

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