1km-メッシュ農業気象データ版イネ稲こうじ病の薬剤散布適期判定システム

1km-メッシュ農業気象データ版イネ稲こうじ病の薬剤散布適期判定システム

タイトル1km-メッシュ農業気象データ版イネ稲こうじ病の薬剤散布適期判定システム
要約本システムは、利用者がウェブプログラムにアクセスし、地図上の任意の圃場を登録し、イネ稲こうじ病の防除に必要な情報を登録すると、発生予測モデルにより9日間先まで発生量を予測し、薬剤散布に必要な散布適期開始日を含む防除情報が配信される。
キーワードメッシュ農業気象データ、地図、イネ稲こうじ病、システム、散布適期
担当機関(国研)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業研究センター 病害研究領域 抵抗性利用グループ
連絡先029-838-8481
分類普及成果情報
背景・ねらいイネ稲こうじ病の病粒が種籾やサイレージに混入すると、規格外米の発生や飼料の品質低下が問題となる。本病を的確に防除するために、薬剤散布日を電子メールにより連絡するシステムが開発されているが、アメダス地点が近隣に設置されていない場合や降雨を計測していない地点では予測に利用できないことがある。そこで日本全国で適用が可能な1km-メッシュ農業気象データを利用した本システムを開発する。
成果の内容・特徴
  1. 本システムは、メッシュ農業気象予測データとイネの生育予測データに基づき、薬剤の散布適期を自動判定し、電子メールで連絡する。気象データは、9日間先までの予測情報を利用することができる。
  2. 登録者は、インターネット上のウェブプログラムを用いて本システムを利用することができる。
  3. 本システム上では、マップ上で任意の目的圃場を登録できる(図1)。
  4. イネの品種、移植日、薬剤の種類、平年の出穂期までの積算気温あるいは水稲生育予測モデルを選択・登録すると、利用者は、薬剤散布適期開始日を含む電子メールによる防除情報を受信できる(図2)。
  5. 本菌の土壌菌量を登録すると、株あたり病粒数の予測値と薬剤を散布した場合の予測値をウェブ上で確認できる(図2)。
  6. アメダス地点が近隣に設置されていない地域や気象要素に降水量がない地域でも、本システムでは予測情報を利用することができる。
  7. 本システムは、WebAPIとしてプログラムを地方自治体等に提供でき、独自のシステム開発に利用できる。
普及のための参考情報
  1. 普及対象:JA、種子生産農家、普及センター、一般農家、防除所、公設試験研究機関
  2. 普及予定地域・普及予定面積・普及台数等:北海道を除く全国10地点以上、5000ha
  3. システムの登録や利用方法は「イネ稲こうじ病の薬剤防除マニュアル」を参照する(http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/narc/manual/058289.html)
  4. 土壌菌量の測定方法は、本マニュアルを参照されたい。
  5. 防除所の巡回調査など複数地点を登録すれば、地方自治体の病害発生・被害の予測に利用できる。
予算区分その他外部資金(SIP)
研究期間2014~2017
研究担当者芦澤武人、大野宏之、岡田周平(ビジョンテック)
発表論文1)芦澤(2014)関東東山病虫研報、61:18-22
2)農研機構(2017)「イネ稲こうじ病の薬剤防除マニュアル」http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/narc/manual/058289.html (2018年1月11日)
3)芦澤(2017)植物防疫、71:21-24
発行年度2017
オリジナルURLhttp://www.naro.affrc.go.jp/project/results/popular/result110/2017/17_080.html
収録データベース研究成果情報

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