ベトナム北部におけるイネウンカ類に対する殺虫剤の使用状況と散布法の評価
ベトナム北部におけるイネウンカ類に対する殺虫剤の使用状況と散布法の評価
タイトル | ベトナム北部におけるイネウンカ類に対する殺虫剤の使用状況と散布法の評価 | ||
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要約 | ベトナム北部の稲作農家は様々な種類の殺虫成分を使用している。また成分使用回数が農家水田内のウンカ密度低下に寄与する程度は低い。殺虫剤散布時の薬液の付着程度がウンカの生息部位で低いことが、低効果の一つの要因と考えられる。 | ||
キーワード | トビイロウンカ, セジロウンカ, 稲作農家, 薬液付着程度 | ||
担当機関 | (国研)国際農林水産業研究センター 生産環境・畜産領域 | ||
区分(部会名) | 国際農林水産業 | ||
分類 | 研究 | ||
背景・ねらい | トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)およびセジロウンカ(Sogatella furcifera)は、ベトナム北中部を飛来源とし、毎年中国南部、日本へと飛来するイネの重要害虫である。ウンカの防除には広く殺虫剤が使用されるが、それらの殺虫成分に対してウンカが抵抗性を発達させることにより、その防除を難しくする。ウンカの常発地域における不適切な殺虫剤の使用が抵抗性の発達に大きく影響していると考えられることから、ベトナムの水田における殺虫剤の使用状況およびその防除効果について把握する必要がある。そこで、将来的なベトナムにおけるウンカの殺虫剤抵抗性管理を目指し、ベトナム北部の農家水田における殺虫剤の使用状況とウンカの密度に対する影響を明らかにする。 | ||
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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予算区分 | 交付金›病害虫防除 | ||
研究期間 | 2016~2020 | ||
研究担当者 | 松川 みずき(生産環境・畜産領域)、小堀 陽一(生産環境・畜産領域)、Nguyen Huy Chung(ベトナム植物保護研究所) | ||
発表論文 | Matsukawa-Nakata et al. (2019) Journal of Pesticide Sciences, 44(2):129-135 DOI: 10.1584/jpestics.D18-080 Matsukawa-Nakata et al. (2019) Applied Entomology and Zoology, 54(4):451-457 DOI: 10.1007/s13355-019-00641-1 | ||
発行年度 | 2019 | ||
オリジナルURL | https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2019_b07 | ||
収録データベース | 研究成果情報 |