イネ科花粉等の保存性の究明(35)
イネ科花粉等の保存性の究明(35)
課題番号 | 1992000324 | ||
---|---|---|---|
研究機関名 | 農業生物資源研究所(生物研) | ||
研究期間 | 継H01〜H04 | ||
年度 | 1992 | ||
研究問題 | 遺伝資源の収集・保存・利用技術の開発 | ||
大課題 | 遺伝資源の保存・管理技術の確立 | ||
中課題 | 植物遺伝資源の長期安定保存・管理技術の開発 | ||
小課題 | イネ科花粉等の保存性の究明(35) | ||
摘要 | イネ科植物の花粉は一般に寿命が短く、保存が困難なものが多い。昨年度に引き続きライ麦成熟花粉を材料に、超低温を始め各種温度にての長期貯蔵を試みた。7℃湿度50%で二日乾燥後の花粉の含水率は約11%で発芽率は37%と乾燥前に比べて約6割の生存率であった。この前後の含水率の花粉は寿命が短く、液体窒素貯蔵後の生存率も低いので、ライ麦花粉の超低温保存のための条件はかなり狭いと考えられた。含水率11%に調整した花粉を一年間各種温度で貯蔵したところ、−80℃及び液体窒素気相中(−160℃)に保存したものは、約10%の生存率を示し、交配に用いたところ、set率は無処理花粉と殆ど変わらなかった。ライ麦花粉は短命であるが、長期保存には超低温保存が有効であることがわかった。 | ||
研究分担 | 遺資二・遺資管理生殖保存研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030028445 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |