細胞質雄性不稔性の分子機構の解明(196)
細胞質雄性不稔性の分子機構の解明(196)
課題番号 | 1992000460 | ||
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研究機関名 | 農業生物資源研究所(生物研) | ||
研究期間 | 延H01〜H04 | ||
年度 | 1992 | ||
研究問題 | 遺伝子・細胞操作等による新農業生物資源作出技術の開発 | ||
大課題 | 新育種素材の作出のための細胞育種技術の確立 | ||
中課題 | ヘテローシス機構の解明と利用法の開発 | ||
小課題 | 細胞質雄性不稔性の分子機構の解明(196) | ||
摘要 | 雄性不稔細胞質と正常細胞質のatp6遺伝子領域の間に構造変異があることが明らかになり、この部分の構造解析を行った。その結果、atp6遺伝子は両細胞質で完全に保存されていたが、その上流域では組換えが生じた結果、両細胞質間の相同性が失われていた。不稔細胞質には、正常細胞質に存在しない105アミノ酸をコードする新しいORFが存在していた。このORFの一部は既知の遺伝子と相同性があり、遺伝子間の組換えにより生じたキメラ遺伝子であろうと推測された。また、このORFはatp6遺伝子と共に転写されることも明らかになった。不稔細胞質にのみ存在しキメラ遺伝子であることから、このORFが不稔発現になんらかの関与をしていると考えられる。 | ||
研究分担 | 細胞育種・ヘテロ研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030028581 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |