山地小流域における熱及び水収支(108)

山地小流域における熱及び水収支(108)

課題番号1992004224
研究機関名森林総合研究所(森林総研)
研究期間完S60〜H03
年度1992
研究問題森林の水土保全・防災機能の維持・増進技術の高度化
大課題森林の水保全機能の解明と維持・増進技術の向上
中課題山地流域における水循環の解明
小課題山地小流域における熱及び水収支(108)
摘要筑波共同試験地に小流域(3.786ha)を設定しテレメーターによるデータ収集を行った.9年間(1979〜1987)の年平均水収支は,降水量が1372mm,流出量は595mm,損失量は777mmとなった.1982年の放射収支の試算では,日射量から分離された純放射量からペンマン法によって689mmの年間蒸発散能がえられた.これは純放射量の70%が変換されたことを示している.流域山腹の降雨滲透域の土壌水分は,降雨後急速に減少し高い滲透性が観察された.また夏期に無降雨の続く場合,深い土層でもPF2.7〜2.8を示すことがあり,土層深部に及ぶ蒸発散の影響が観察された.地下水流出成分は,指数減水係数に従う被圧水の流れと,分数減水係数と関数関係をもつ不被圧水とを合わせもつことが推定された.これらの成果は,水保全的施業技術の基礎として林野庁・県など行政機関に利用されている.森林の機能評価のためには,土壌水分と森林の蒸散との相互関係の解明が残された問題点の一つである.
研究分担森林環境・水資源研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030029409
収録データベース研究課題データベース

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