表層雪崩の発生条件と予知(150)
表層雪崩の発生条件と予知(150)
課題番号 | 1992004262 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 完S62〜H03 | ||
年度 | 1992 | ||
研究問題 | 森林の水土保全・防災機能の維持・増進技術の高度化 | ||
大課題 | 森林の防災機能の解明と森林災害防止技術の向上 | ||
中課題 | 防災林の機能解明と造成・維持及び管理技術の開発 | ||
小課題 | 表層雪崩の発生条件と予知(150) | ||
摘要 | 大規模な表層雪崩の多くは、低温で、短時間に大量の雪が降る場合に発生する。この雪崩の発生を予知するため、雪の剪断強度と密度の関係、密度と粘性係数の関係を調べ、これらの関係と理論的考察により、積雪の安定度の時間変化を推定する式を導いた。この式に、米国等で使われている雪崩発生基準、安定度<1.5を用い、降雪強度と雪崩発生の関係を求めた。その結果、傾斜45度、初期密度50kg/m3、降雪強度3kg・m−2・h−1の場合、約3時間後に雪崩が発生し、降雪強度2kg・m−2・h−1以下の場合には、雪崩が起こらないことが示された。この結果は、過去の事例からほぼ妥当なものと判断され、JR東日本などの運転規制基準の策定に利用されている。 | ||
研究分担 | 森林環境・防災林研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030029447 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |