樹脂胴枯病の発病機構の解明(260)
樹脂胴枯病の発病機構の解明(260)
課題番号 | 1992004369 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 継H01〜H05 | ||
年度 | 1992 | ||
研究問題 | 森林生物管理技術の高度化 | ||
大課題 | 森林微生物制御技術の開発 | ||
中課題 | 森林病害の発生及び発病機構の解明 | ||
小課題 | 樹脂胴枯病の発病機構の解明(260) | ||
摘要 | 樹脂胴枯病に罹病したヒノキ,サワラ,ローソンヒノキ,ヌマヒノキの解剖学的観察を行った.これらの二次師部と病斑の周囲に傷害樹脂道と傷害周皮が認められ,特にローソンヒノキの傷害樹脂道とサワラの傷害周皮が顕著であった.また,これらの傷害周皮直下にカルスの形成がみられ,特にローソンヒノキでは大きなカルスが観察された.菌糸はコルク組織まで侵入していたが,コルク形成層やコルク皮層には侵入していなかった.接種試験の解剖学的観察では,同様に傷害樹脂道と傷害周皮が観察され,特にローソンヒノキとヌマヒノキの傷害樹脂道と,サワラの傷害周皮が顕著であった.以上の結果から,傷害樹脂道,傷害周皮およびカルスの形成は,樹脂流出程度,病斑の大きさおよび病患部の奇形と関係があると考えられた. | ||
研究分担 | 森林生物・樹病研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030029554 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |