積雪寒冷地域における土壌構造と水移動及び保水メカニズムの解明(332)

積雪寒冷地域における土壌構造と水移動及び保水メカニズムの解明(332)

課題番号1992004450
研究機関名森林総合研究所(森林総研)
研究期間完S63〜H03
年度1992
研究問題亜寒帯・針広混交林帯における森林の特性及び機能の解明と公益的機能利用技術の高度化
大課題天然林生態系の構造と動態の解明
中課題天然林構成樹種の立地特性の解明
小課題積雪寒冷地域における土壌構造と水移動及び保水メカニズムの解明(332)
摘要山地小流域に生成したポドゾルならびに褐色森林土の保水容量を推定し、保水容量に占める保水率と渓流水として流出した水量との関係を解析した。調査地全体の94%は400mm未満の保水容量で、過半は200mmを示し、平均は324.3mmであった。ポドゾル化土壌は褐色森林土にくらべ保水率が下回る傾向にあり春季、夏季には下層位の保水率がマイナスになった。5月から10月までを通じて降雨のたびに保水率と流出水量はあきらかに変動した。この傾向を毎日24時の保水率と流出水量に限ってみると、両者の関係は二次式で近似され、相関係数0.613で有意となった。夏季には地面蒸発や樹木からの蒸散が強く働くため保水率が小さく、流出水は土壌中の毛管水に依存する割合が多くなる。春季や秋季には蒸発散量が相対的に低く、流出水はパイプ流など非毛管水に依存する割合が多い。以上より保水率の経時的変動、とくに毛管水への依存が大きくなる夏季のそれを把握することの重要性が明かとなり、林地土壌の水保全機能の評価に有益な知見として活用できる。
研究分担北海道・土壌研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030029635
収録データベース研究課題データベース

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