ナラ類種子害虫の被害実態とその生態の解明(387)
課題番号 | 1992004500 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 継H01〜H05 |
年度 | 1992 |
研究問題 | 成熟途上林業地帯における経営管理技術及び施業技術の高度化 |
大課題 | 低山帯林地の高度利用技術の確立 |
中課題 | 有用広葉樹林の造成技術の確立 |
小課題 | ナラ類種子害虫の被害実態とその生態の解明(387) |
摘要 | ナラ類の種子害虫についてその実態を把握し,主要な害虫についてはその生態を明らかにするため,安比と八甲田の固定試験地にシ−ドトラップを設置し落下種子の被害調査を行った。本年は比較的種子の落下が多く,未熟な種子は7月上旬から,成熟種子は9月上旬から落下した。虫害は種子の未熟な時期にはみられず,堅果が殻斗から頭を出すと急激に増加し,9月上・中旬の被害率は安比で60%,八甲田で50%であった。未熟な種子の落下は比較的多く,総落下数に対し安比で53%,八甲田では64%であった。加害種はゾウムシ科,ハマキガ科の数種で,主要種はゾウムシ科のコナラシギゾウムシとハマキガ科の2種,サンカクモンヒメハマキ,Cydia sp.であるが,ハマキガ科は早い時期に加害し脱出する。 |
研究分担 | 東北・昆虫研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030029685 |
収録データベース | 研究課題データベース |