林地の開発が気象環境に及ぼす影響(433)
林地の開発が気象環境に及ぼす影響(433)
課題番号 | 1992004555 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 継H02〜H05 | ||
年度 | 1992 | ||
研究問題 | 多雪・寒冷地帯における森林維持・造成技術の高度化 | ||
大課題 | 多雪・寒冷地帯の保全的施業技術の体系化 | ||
中課題 | 山地荒廃予防・復旧技術の確立 | ||
小課題 | 林地の開発が気象環境に及ぼす影響(433) | ||
摘要 | 北上山地早坂高原の最も風食荒廃の激しい稜線部の強風域は、標高1,070〜1,080mで、復旧対策のひとつに風の緩和がある。そこで化繊ネットを用いた防風工作物(高さ1.5×長さ30.0m)を作り、ネット高(H)の15倍間隔で3列に配置し、風の減少効果を調べた。ネットの透過率は60%である。第一ネットの前方5Hの高さ2.5mの風速を基準点として相対風速比でみた。第一ネット後方の5H地点では30〜50%、第二、第三ネット後方では40〜70%の範囲で変動し、地形の影響がみられた。しかし地表面に変化がある風衝荒廃地でも、ネットによる減風の効果の大きいことがわかった。一方長期間工作物を設置しておくには、その強度に難点があった。荒廃経緯からみて、地表部の減風が必要であるので、今後は経済性と減風効率に配慮して、工作物の高さを低くすることを検討していく。 | ||
研究分担 | 東北・防災研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030029740 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |