上層間伐技術の向上(572)

上層間伐技術の向上(572)

課題番号1992004689
研究機関名森林総合研究所(森林総研)
研究期間完S60〜H03
年度1992
研究問題豪雨急傾斜地域における森林施業技術の体系化
大課題高度に人工林化した地域における林業経営技術の向上
中課題高生産力林地におけるスギ・ヒノキ林の施業技術の改善
小課題上層間伐技術の向上(572)
摘要寺崎式分類の3、4級木(劣勢木)中心の下層間伐と1、2級木(優勢木)中心の上層間伐を20年生スギ人工林に施し、以後の成長と林冠の回復を検討した。間伐後6年間の林分幹材積成長は下層間伐区と上層間伐区でほぼ等しいが、個体平均成長はともに上層間伐区が上回った。モデル的に求めた陽樹冠の表面積は、間伐後6年で、下層間伐区では3%増に対し、上層間伐区で約15%増加しており、これが、上層間伐区での成長を促したと考えられた。スギ試験地同様の下層間伐と上層間伐を、ヒノキ人工林に対し、20年生時から5〜8年置きに4回繰り返し行い、間伐開始から19年間の成長を検討した。39年生時の林分総収穫量は、無間伐区に比べ、下層間伐区では多く、上層間伐区では少なかった。上層間伐区では、生産力の高い大径木を伐り続けたことで、生産力が低下したため、少なかった、と考えられた。上層間伐区では、抑制された成長が年輪幅の狭い高品質材生産に寄与すると考えられる。成果の受け渡し先:以上より、上層間伐区は、場合によれば成長の低下もなく、年輪幅の制御の利点あり、普及できる技術である。 残された問題点:上層間伐は雪害や台風等の気象害に弱いと考えられるが、その程度の評価方法が今後に残された。
研究分担四国・造林研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030029874
収録データベース研究課題データベース

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