木構造における高強度接合法の開発(692)
木構造における高強度接合法の開発(692)
課題番号 | 1992004809 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 完H01〜H03 | ||
年度 | 1992 | ||
研究問題 | 木材の加工・利用技術の高度化 | ||
大課題 | 木質材料の性能評価及び利用技術の開発 | ||
中課題 | 木質構造接合部の改良・開発 | ||
小課題 | 木構造における高強度接合法の開発(692) | ||
摘要 | 従来からの機械的接合具による接合法は剛性が低い,材料に割れを発生させる,審美性が悪い,耐火性能が悪い等の欠点があった。本研究では,集成材と鋼板を接着剤を用いて接合する方法を開発した。接着剤としては,適度な可撓性のあるエポキシ樹脂接着剤が適していた。単位接着面積あたりの接着強度は70kgf程度であった。鋼板と集成材の面接着に加えて,接着剤が投錨効果を発揮できるような樹脂孔を設けることによって,0度方向で8〜20%,90度方向で10〜30%程度強度が向上した。同様に,破壊までの変形量,破壊までに蓄えられるひずみエネルギー等は200%〜300%の向上が見られた。本研究の成果は,木橋への適用が期待できる。なお,エポキシ樹脂の熱劣化が残された問題点である。 | ||
研究分担 | 木材利用・接合研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030029994 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |