カラタチ‘飛龍’の自家受粉により得られた実生の遺伝的変異
課題番号 | 1992001219 |
研究機関名 | 果樹試験場(果樹試) |
研究期間 | 単H03〜H03 |
年度 | 1992 |
研究問題 | 果樹の品種と台木の育成 |
大課題 | 果樹の台木育成 |
中課題 | 果樹台木の育種素材の探索と作出 |
小課題 | カラタチ‘飛龍’の自家受粉により得られた実生の遺伝的変異 |
摘要 | カラタチ‘飛龍’はわい性台木として注目されている。そこで、飛龍の実生中に含まれる有性胚起源の個体の割合を明らかにすること、また、飛龍の後代に現れる、ロゼット型極わい性と枝の屈曲性との関係を明らかにすることを目的に試験を実施した。1年生実生の形態調査とGOTアイソザイムの分析結果から、43%の実生が有性胚起源であることが判明した。これにアイソザイム遺伝子型の分離比からの推定数を加えると、47%が有性胚起源となった。この割合は普通系カラタチでの結果と比べると明らかに高い。屈曲型(飛龍型)の中だけでも19%が有性胚起源と推定され、台木使用の際には注意が必要であることが明らかになった。また、ロゼット型実生へのGA処理の結果、ロゼット型と枝の屈曲性とは別の遺伝子に支配されることが明らかになった。 |
研究分担 | 興津・育種1研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030030246 |
収録データベース | 研究課題データベース |