課題番号 | 1992001317 |
研究機関名 | 果樹試験場(果樹試) |
他機関 | 野菜・茶試 |
研究期間 | 継S61〜H04 |
年度 | 1992 |
研究問題 | 果樹園の生産環境及び樹体栄養の要因解明とその制御 |
大課題 | 果樹の気象に対する生理・生態的反応の解明と生育制御技術の確立 |
中課題 | 果樹の生理機能に及ぼす気象要因の影響の解明と制御技術の確立 |
小課題 | 果樹の転流,分配と気象要因(164) |
摘要 | 同化産物の転流,蓄積過程における炭素の流れを糖レベルで定量的に検討するために,13CO2で同化された葉及び果実の糖の13C濃度を測定する手法を検討した.ニホンナシの着果枝を温度と光を制御した同化箱に搬入し,13CO2を定濃度・定比活性条件で8時間処理した.その後,果実と葉から糖をエタノールで抽出し,分画・濃縮後,高速液クロにより分析と分取を行い,赤外線13CO2分析計で13CO2濃度を測定した.供試品種は‘二十世紀’と‘新高’である.その結果,葉や果実に含まれる糖は,ショ糖,グルコース,フルクトース,ソルビトールであり,13CO2の同化により各糖区分に13Cが取り込まれていることが確認され,13Cのトレーサーとしての利用が可能になった.‘二十世紀’と‘新高’では,葉や果実の13C濃度や取り込まれる糖の種類が異なる傾向が認められた. |
研究分担 | 栽培・気象研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030030344 |
収録データベース | 研究課題データベース |