リンゴステムグルービングウイルスの抗血清を用いたFab2間接ELISAによるカンキツタターリーフウイルスの検出
課題番号 | 1992001371 |
研究機関名 | 果樹試験場(果樹試) |
研究期間 | 単H03〜H03 |
年度 | 1992 |
研究問題 | 果樹病害の発生生態の解明と防除法の確立 |
大課題 | 果樹病害の病原同定及び診断法の確立 |
中課題 | 果樹の病原ウイルスの同定及び診断法の確立 |
小課題 | リンゴステムグルービングウイルスの抗血清を用いたFab2間接ELISAによるカンキツタターリーフウイルスの検出 |
摘要 | リンゴステムグルービングウイルス(ASGV)はカンキツタターリーフウイルス(CTLV)と遠い血清学的関係が近年認められた。ASGVのFab2を用いる間接ELISAによりCTLVの検出を試みた。その結果,CTLVのLi23(岡大株),丹生系および■(口之津保存株)の各分離株を罹病草本(キノア)およびカンキツから明瞭に検出できた。ASGVの間接ELISAによってCTLVを検出したことは初めての知見である。罹病ポンカンから時期別にCTLVの検出を行なったところ,4月の春葉と9月の若い秋葉の発色が強く,春葉に加えて秋葉も診断に用い得ることが判明した。以上の結果と既知の知見から,本間接ELISAによりリンゴ・ナシのASGVとカンキツのCTLVを広く検出できることが明らかになった。 |
研究分担 | 口之津・病害研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030030398 |
収録データベース | 研究課題データベース |