ハダニ類の種および系統間における遺伝形質の変異(267)
課題番号 | 1992001408 |
研究機関名 | 果樹試験場(果樹試) |
研究期間 | 継H01〜H04 |
年度 | 1992 |
研究問題 | 果樹害虫の発生生態の解明と防除法の確立 |
大課題 | 果樹害虫の分類及び同定並びに種内分化の解明 |
中課題 | 果樹害虫の種内分化の解明 |
小課題 | ハダニ類の種および系統間における遺伝形質の変異(267) |
摘要 | ポリペプチドの相同性の分析からタケスゴモリハダニ種群およびミカンハダニ地域個体群間の遺伝的系統関係を検討した.タケスゴモリハダニはススキに寄生しているHおよびWH型とタケやササなどに寄生するS,M,LMおよびL型の2群に分かれた.ミカンハダニの非休眠系統と休眠系統間では共通の特異的スポットが乏しく比較が困難であった.非休眠系地域個体群では神奈川と和歌山が最も近縁で,福岡,愛媛,鹿児島の順に結合し,遺伝的変異に地理的影響が示唆された.鹿児島の個体群と他の個体群との距離はタケスゴモリハダニ種群のススキとタケ・ササの個体群との距離より大きく,遺伝的変異量の種間差異が認められた. |
研究分担 | 安芸津・虫害研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030030435 |
収録データベース | 研究課題データベース |