海藻類の生理活性物質の検索(43)
海藻類の生理活性物質の検索(43)
課題番号 | 1992005036 | ||
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研究機関名 | 北海道区水産研究所(北水研) | ||
研究期間 | 完S63〜H03 | ||
年度 | 1992 | ||
研究問題 | 増養殖場の管理技術の確立 | ||
大課題 | 北海道海区における造成藻場の管理技術の確立 | ||
中課題 | 造成藻場における海藻類の遷移機構の解明 | ||
小課題 | 海藻類の生理活性物質の検索(43) | ||
摘要 | これまで比較的極性の低い物質を中心に海藻由来の生理活性物質を検索していたが,本年度は水溶性の画分からの摂餌刺激,誘引およびその他の生理活性物質の検索を行った。コンブの熱水抽出物からウニ・アワビ等植食動物の摂餌刺激物質としてアルギン酸を中心とする多糖を得た。さらにこの画分とアミノ酸を主成分とする画分の混合物は,非常に強い摂餌刺激並びに誘引活性を示すことが明かとなった。しかし,多糖を含む画分の分離精製は非常に困難であり,分離法および抽出方法の検討が必要である。また,植食動物以外に対する生理活性として,Macrocystis integrifoliaの熱水抽出物のフコイダンを主成分とする画分には,ras癌遺伝子を導入して製作した悪性形質転換株を正常形質に戻す働きがあることが明かとなった。なお,本研究により明らかになった問題点は,次期経常課題へ引き継ぎ,さらに検討を加える。 | ||
研究分担 | 資源増殖・藻増殖研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030030556 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |