積雪下麦畑の微細環境条件の解明(8)

積雪下麦畑の微細環境条件の解明(8)

課題番号1992002526
研究機関名北陸農業試験場(北陸農試)
研究期間完S63〜H02
年度1992
研究問題多雪地農業における克雪技術の確立
大課題多雪地における積雪の制御・利活用技術の開発
中課題降積雪の特性解明
小課題積雪下麦畑の微細環境条件の解明(8)
摘要積雪下地表面の温度はほぼ、0度で一定とみられた。積雪層からはほとんど毎日、融雪水が流下しており、土壌は飽和ないしは湛水状態下にあると推察された。積雪層表層に対する熱収支、全層に対する水収支を定式化したモデルにより、排出水、積雪層表層温度、積雪層平均含水量を予測することが可能となった。また、積雪下地表面の二酸化炭素濃度を2寒候期にわたり連続測定した結果、濃度は積雪期間を通じて、350−450ppm程度の範囲で変動していることが分かった。この変動は主として土壌からの二酸化炭素発生強度,積雪層の厚さ,および積雪層内のガス拡散係数の影響を受けており、これらを考慮したモデルによって、大きな変動は再現することができた。本研究では、数学的取扱を容易とするため、温度・水分環境と二酸化炭素環境とを別々にモデル化した。今後、以下のような問題点を解決しながら、両者を統合したモデルを構築することが必要である。即ち、まず温度・水分環境については、いくつかの入力値の見積を改善して、モデルをより厳密に検証すること、そして、根圏土層を含むよう現行モデルの境界を広げ、根圏土層の水分含量および地表面温度を予測できるようにする事が必要である。一方、二酸化炭素環境については、より信頼性の高い測定値を得るとともに、積雪層の二酸化炭素のシンク機能のモデル化と積雪層内ガス拡散係数の見積を改善する必要がある。
研究分担地域基盤・気象資源研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030030570
収録データベース研究課題データベース

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