課題番号 | 1992003922 |
研究機関名 | 熱帯農業研究センター(熱研) |
他機関 | 蚕昆研【若村定男】 |
研究期間 | 単H03〜H03 |
年度 | 1992 |
研究問題 | 熱帯・亜熱帯における作物の生産・利用技術の開発,改善 |
大課題 | 熱帯・亜熱帯における作物保護 |
中課題 | 熱帯・亜熱帯における有害動物の生態の解明と防除技術の開発 |
小課題 | ココアの重要害虫ココアポッドボーラーの生態と防除 |
摘要 | マレーシアではカカオ栽培が盛んである。カカオ果実に食入加害するココアポッドボーラーは最大の減収要因とされ殺虫剤が多用されている。近年合成性フェロモン剤による防除実験が試みられたが、防除効果が不安定とされてきた。そこで、サバ州で1988年から90年に実施された防除実験の結果を実行者の意見を踏まえて再検討してみたところ、合成フェロモン剤による防除効果はほとんど認められなかった。しかし、現地圃場で、性フェロモントラップの周囲を合成フェロモン剤で処理したところ、誘殺数は約1カ月半完全に抑制され、合成フェロモン剤による交信撹乱効果が確認された。従って、先年の防除効果の不安定要因の一つとして、フェロモン剤の有効期間が不十分であった可能性が示唆された。 |
研究分担 | 研一(部長) |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030030759 |
収録データベース | 研究課題データベース |