課題番号 | 1992003963 |
研究機関名 | 熱帯農業研究センター(熱研) |
研究期間 | 継H02〜H04 |
年度 | 1992 |
研究問題 | 熱帯・亜熱帯における農林業生産総合技術の開発、改善 |
大課題 | 熱帯・亜熱帯における森林保全及び森林育成技術の開発,改善 |
中課題 | 熱帯・亜熱帯における森林生態系保全技術の高度化 |
小課題 | マングローブの光合成能(178) |
摘要 | オヒルギは海水の濃度で軽いしおれが生じた。処理1か月後にはオヒルギ、ヤエヤマヒルギ共に海水の濃度で生育が大幅に抑制された。光合成速度はオヒルギでは海水の1/8濃度、ヤエヤマヒルギでは水道水及び海水の1/8濃度で最大値を示し、それよりも塩分濃度が高まるにつれて低下した。気孔拡散伝導度も塩類濃度に対して光合成速度と同様の変化を示すことから、濃い塩類濃度での光合成速度の低下は気孔の閉鎖による影響が大きいものと考えられた。これらのことから、河口域及び内湾以外の海岸でマングローブ林が成立しにくい原因には従来、考えられていた風波の影響だけでなく、塩類濃度が高いことによる生育抑制の影響も含まれることが明らかになった。 |
研究分担 | 沖縄・導入栽培研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030030800 |
収録データベース | 研究課題データベース |