熱帯マメ科植物の根粒菌の窒素固定による地力の向上(153)
課題番号 | 1992003990 |
研究機関名 | 熱帯農業研究センター(熱研) |
他機関 | 中国農試 |
研究期間 | 完S63〜H03 |
年度 | 1992 |
研究問題 | 熱帯・亜熱帯における生物機能の特性の解明と利用 |
大課題 | 熱帯・亜熱帯における植物・動物相と作物との相互作用の解明と利用 |
中課題 | 熱帯・亜熱帯における作物と微生物の相互作用の解明とその制御 |
小課題 | 熱帯マメ科植物の根粒菌の窒素固定による地力の向上(153) |
摘要 | 瘠薄な土壌で野菜生産を安定させるためにはマメ科植物の根粒菌の窒素固定能を活用して地力培養を図る必要があり、夏季にマメ科植物を栽培して鋤込み、冬野菜の収量で地力培養効果を検定する試験を実施した。施肥の効果は大きく、収量は無施肥の2〜5倍となった。施肥条件では緑肥作物の鋤込みによる冬野菜の増収効果は認められなかった。無施肥では堆肥の施用効果があり、施用前歴の有無で2〜6割の有意な収量差が生じた。無施肥ではフーキマメ、またはクロタラリアの鋤込みにより、明らかに増収した。このように緑肥マメ科植物の鋤込みは施肥条件では冬野菜の増収効果がないが、無施肥条件では地力培養効果が高いことが判明した。 |
研究分担 | 沖縄・導入栽培研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030030827 |
収録データベース | 研究課題データベース |