日本海北部沿岸の春季のブルーミングの時期と規模の把握(6)
課題番号 | 1992005421 |
研究機関名 | 日本海区水産研究所(日水研) |
研究期間 | 完S61〜H03 |
年度 | 1992 |
研究問題 | 水域における生物生産機構の解明 |
大課題 | 日本海における低次生物生産構造の解明 |
中課題 | 日本海におけるプランクトンの生産と環境条件の解明 |
小課題 | 日本海北部沿岸の春季のブルーミングの時期と規模の把握(6) |
摘要 | 2年12月から3年7月まで,新潟沿岸の水深90mの地点に建設された海底油田プラットフォ−ムで実施した水温,塩分,クロロフィル濃度の時系列観測結果を解析した。その結果,クロロフィルは12月から4月上旬までは比較的低濃度で安定して推移したが,4月下旬から5月初めにかけては,それ以前の10倍以上の増加を示した。併せて,信濃川,阿賀野川の河川流量,沿岸の流動,プラットフォ−ムにおける塩分及び栄養塩濃度の変動を解析した。約10日間続いたブル−ミングの終息が栄養塩の大幅な減少と一致したこと,またブル−ミングの出現時期が水温躍層の発達時期と一致していたことから,ブル−ミングの形成には,水柱の鉛直安定度の増大が関与していることが示唆された。 |
研究分担 | 海洋環境・海動態研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030030866 |
収録データベース | 研究課題データベース |