黒潮続流域における生物生産の基礎機構の解明(4)

黒潮続流域における生物生産の基礎機構の解明(4)

課題番号1992005047
研究機関名東北区水産研究所(東北水研)
研究期間継S52〜H04
年度1992
研究問題水域における生物生産機構の解明
大課題東北海域における生物生産機構の解明
中課題東北海域における低次生物生産機構の解明
小課題黒潮続流域における生物生産の基礎機構の解明(4)
摘要■2年と3年2−3月の本州南方海域において,かいあし類は16・17℃水帯に多く分布した.ノウプリウス幼生の分布密度は黒潮内側域で大きく,外側域で小さかった.外側域にも時に1,000inds./m3以上の分布域が出現した.両年を通じて,1,000inds./m3以上の出現域は黒潮前線から沿岸側にあった.■サンマ仔魚の黒潮内外側域の分布量比は1.1(2年)と0.6(3年)であり,両域間の分布量の差は小さかった.黒潮内外側域におけるサンマ仔魚1尾当りのノウプリウス幼生の量は黒潮内側域で多く,その比は10.3倍(2年)と5.6倍(3年)であり,黒潮内側域における餌条件は外側域よりもよかった.■2年5月に、黒潮続流からその北側の混合域で調査した結果、クロロフィルの高濃度域が黒潮続流域から派生し、越冬暖水塊に層重した暖水の北縁部に見いだされた。海洋構造から判断すると、黒潮続流北側の高濃度域はクロロフィルの多い沿岸水の引き込みにより形成されたと考えられた。また、暖水北縁部の高濃度域は、黒潮続流北縁の高クロロフィル帯が暖水ストリーマに引きずられてきたものか、高クロロフィル濃度の沿岸水が暖水ストリーマに巻き込まれたものか、高クロロフィル濃度の親潮系水がストリーマと暖水塊が層重する時に引き込まれたものか、いずれかの原因で形成されたと考えられた。
研究分担海洋環境資源管理・海動態研漁生産研浮魚資1研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030031183
収録データベース研究課題データベース

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