過酸化物質の新評価法の開発(193)
過酸化物質の新評価法の開発(193)
課題番号 | 1992003626 | ||
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研究機関名 | 食品総合研究所(食総研) | ||
研究期間 | 完S63〜H03 | ||
年度 | 1992 | ||
研究問題 | 品質成分の解明及び評価 | ||
大課題 | 食品の分析及び品質評価法の改良、開発 | ||
中課題 | 食品の品質特性の評価法の開発 | ||
小課題 | 過酸化物質の新評価法の開発(193) | ||
摘要 | 過酸化脂質は、老化の原因物質としても注目されている。初期の酸化については、ロダン鉄法が常用されるが、感度、精度、迅速性について問題があった。前年度までに、極微弱発光検出装置を応用し、これらの欠点を克服した評価手法が設定できた。しかしながら、これまでは、脂溶性成分の評価しか行うことができなかった。このため本年度は、本装置を用いて水溶性成分の化学発光法の測定法への応用について検討した。リノール酸メチル過酸化物を用いて、メタノール水溶液中での安定性を調べ、その範囲において化学発光法の感度を上昇させる条件を検討した。その結果、増感剤であるルミノールの濃度を、従来5μg/mlから25μg/mlに設定し、移動層の流速を速くすることにより、ロダン鉄法では、かなりの日数の必要な水溶性試料の抗酸化能評価が、測定時間約2分で測定できるようになり、また、ピコモル単位の測定を行うことが可能になった。 | ||
研究分担 | 理化学・炭水化物研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030031571 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |