藻類の培養とその高度利用に関する研究
藻類の培養とその高度利用に関する研究
課題番号 | 1992003662 | ||
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研究機関名 | 食品総合研究所(食総研) | ||
研究期間 | 完H01〜H03 | ||
年度 | 1992 | ||
研究問題 | 素材の特性解明及び利用 | ||
大課題 | 食料資源の理化学的性質の解明 | ||
中課題 | 糖質の特性解明と高度利用 | ||
小課題 | 藻類の培養とその高度利用に関する研究 | ||
摘要 | 藻類の通気性管培養法を開発した。現時点において、通気性管としてはシリコン管が最適であり、2mg/mL濃度のスピルリナ・プラテンシスを4日、ペリスタリックポンプで強制循環させると6mg/mL濃度の藻液が得られるが、強制循環させると藻の一部が圧死し、不快臭発生の原因となる。そこで、自然流下による通気性管を用いた実用的連続培養について検討した。その結果、生育とともに藻体が管に付着し、徐々に藻濃度に濃淡が生じ、特に管のくびれた部分で藻の固まりができて、液の通過を困難にした。さらに、流速を調節するために、藻の出口をピンチコックなどで絞ると藻が詰まり連続培養が不能になるので、電磁弁を付けて定期的に全開して藻液を取り出した。35℃、7,000LX、径7.0×7.6mmの管を用い、電磁弁開閉時間を0.5秒/5分に設定した結果、0.8mg/mlの藻濃度が2日培養で2.4mg/mlとなった。本藻液はシリコン膜上に1cm以下の厚さに広げて、30℃の温風を当てると1〜2時間で乾燥し、海苔状となり、フリカケなど各種食品への利用が可能である。 | ||
研究分担 | 理化学・炭水化物研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030031607 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |