機能性脂質の酵素的合成に関する研究(28)
機能性脂質の酵素的合成に関する研究(28)
課題番号 | 1992003676 | ||
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研究機関名 | 食品総合研究所(食総研) | ||
研究期間 | 完H02〜H03 | ||
年度 | 1992 | ||
研究問題 | 素材の特性解明及び利用 | ||
大課題 | 食料資源の理化学的性質の解明 | ||
中課題 | 食品脂質の特性解明と高度利用 | ||
小課題 | 機能性脂質の酵素的合成に関する研究(28) | ||
摘要 | 脂質分解酵素の合成活性や転移活性を利用し、脂質に水溶性活性物質を結合させることにより、抗酸化活性、乳化性、生理活性等の機能をもつ脂質に変換することを目的とした。N−長鎖アシルアミノ酸を加水分解するアシラーゼについて微生物を検索し、高活性菌株を分離した。本菌株の生産する酵素を分離精製後、その酵素化学的諸性質を明らかにした。すなわち、最適pHは8.5、Km値は0.21mM、分子量は19万2千で4個のサブユニットで構成されていた。また、N−アシル−L−ヒスチジン及びN−アシルカルノシンがツインや糖エステルなどの既存乳化剤の2倍以上高い乳化力を示し、第1鉄−アスコルビン酸による膜脂質の過酸化反応に対し、10−5濃度レベルで抗酸化性を示すことを明らかにした。 | ||
研究分担 | 理化学・脂質研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030031621 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |