微生物酵素による新規オリゴ糖の製造技術
微生物酵素による新規オリゴ糖の製造技術
課題番号 | 1992003798 | ||
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研究機関名 | 食品総合研究所(食総研) | ||
研究期間 | 新H03〜H05 | ||
年度 | 1992 | ||
研究問題 | 生物変換機能の解明及び利用 | ||
大課題 | 微生物・酵素等の利用技術の開発 | ||
中課題 | 酵素利用技術の改良・開発 | ||
小課題 | 微生物酵素による新規オリゴ糖の製造技術 | ||
摘要 | 土壌試料から分離されたイヌリン資化菌350 株のなかで16株がDFA III 合成酵素(イヌリンフラクトトランスフェラ−ゼ)を菌体外に生産していた。これらの株のなかで最高の酵素活性を示した株についてさらに検討を行った。本菌株のDFA III 合成酵素は,培地中のイヌリンの存在によって生産が誘導されるinducible enzymeであった。本菌の培養上清にはDFA III 合成酵素の他に微量のbeta−fructofuranosidase が含まれているため,イヌリンと粗酵素液を反応させるとDFA IIIとフラクトオリゴ糖の他にフラクト−スも生産された。こうして得られた反応液をbaker’syeast で処理しアルコ−ル発酵によってDFA III 以外の糖類を除去した。こうして得られた主生産物をトヨパ−ルHW40S カラムによって精製した。凍結乾燥によって,生産物の粉末を調製し比旋光度,C−13 NMR等について検討を行うとauthentic のDFA III のデ−タ−とよく一致した結果が得られた。 | ||
研究分担 | 応微・酵素利用研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030031743 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |