コメ貯蔵タンパク質グルテリンの構造解析とその特徴に関する研究(16)

コメ貯蔵タンパク質グルテリンの構造解析とその特徴に関する研究(16)

課題番号1992003809
研究機関名食品総合研究所(食総研)
研究期間完S61〜H03
年度1992
研究問題生物変換機能の解明及び利用
大課題食品の開発に係わる生物機能の利用
中課題生体高分子機能の解明
小課題コメ貯蔵タンパク質グルテリンの構造解析とその特徴に関する研究(16)
摘要cDNAの構造解析から明らかとなった、コメグルテリン,ダイズグリシニンおよびオート麦12Sグロブリンの一次構造の比較から、「これらのグリシニン型タンパク質の溶解性が酸性サブユニットのC−末端領域に於ける親水性の大きさによる」との作業仮説を立て、タンパク工学的にこの命題にアプローチした。初めに、プレプロ型タンパク質の発現を大腸菌で行ったが、発現したグリシニン型プレプロタンパク質は、ほとんど溶解しなかった。一方、プロ型タンパク質cDNAを構築して発現させたところ、優れた溶解性を示したので、このタンパク質のC−末端領域の親水性を変化させて溶解性との関連を検討した。しかし、明確な差は認められなかった。この為、グリシニン型タンパク質の溶解性は、成熟化前と後では著しく異なると考えた。そこで、大腸菌で生産した種々のグリシニン型プロタンパク質を、精製ダイズ成熟化酵素により処理し、成熟タンパク質とした後、溶解性を検討した。その結果、グリシニン型タンパク質は、成熟化により著しくその溶解性が低下し且つ安定な高次構造を形成することが明らかとなった。更に、成熟化タンパク質の溶解性と酸性サブユニットのC−末端領域の親水性の比較から、初めに予想したように、C−末端領域の親水性度の大きさが、グリシニン型タンパク質の溶解性の上昇に関係する事を明らかに出来た。
研究分担生物機能・微機能研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030031754
収録データベース研究課題データベース

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