エニシダ貯蔵タンパク質の遺伝子構造の解析とその分子進化(19)

エニシダ貯蔵タンパク質の遺伝子構造の解析とその分子進化(19)

課題番号1992003811
研究機関名食品総合研究所(食総研)
研究期間完S63〜H03
年度1992
研究問題生物変換機能の解明及び利用
大課題食品の開発に係わる生物機能の利用
中課題生体高分子機能の解明
小課題エニシダ貯蔵タンパク質の遺伝子構造の解析とその分子進化(19)
摘要本研究では、各種子植物のグリシニン型タンパク質の構造を解析し、その特徴並びに、グリシニン型タンパク質の分子進化に関する知見を得ることを目的としている。その一つとしてエニシダについて構造解析を行なった。登熟中期のmRNAから作成したcDNAライブラリーから、グリシニン型タンパク質で良く保存されている領域を基にして合成した24merのuniversal probeを用いて数個の陽性クロ−ンを得た。この内の一つのクローン約1.7kb についてシークエンスを行った。その結果、エニシダグリシニン型タンパク質は、419アミノ酸であった。次に、構造が決定されている他のグリシニン型タンパク質とホモロジ−解析を行なった結果、酸性サブユニットではほとんどホモロジーがなく、塩基性サブユニットではホモロジーが比較的高かった。この事より塩基性サブユニットが持つスタックした構造が、グリシニン型のタンパク質を作る上で重要な機能があるのではないかと考えられた。これらの知見に基ずいて現在までに構造が明らかとなっている28種類のグリシニン型タンパク質に関する分子進化学的解析法を確立し、系統樹を作製した。その結果、エニシダは今から約5千万年前にダイズのA3サブファミリーが属している先祖型遺伝子から分岐している事が明らかとなった。
研究分担生物機能・微機能研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030031756
収録データベース研究課題データベース

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