内分泌ホルモンによる免疫担当細胞の機能修飾機構(34)

内分泌ホルモンによる免疫担当細胞の機能修飾機構(34)

課題番号1992003447
研究機関名家畜衛生試験場(家畜衛試)
研究期間継H03〜H05
年度1992
研究問題伝染病の防除技術の確立
大課題国内伝染病の病原体の性状解明と疾病防除技術の確立
中課題病原微生物の病原性及び変異の解明
小課題内分泌ホルモンによる免疫担当細胞の機能修飾機構(34)
摘要免疫機能は多彩な生体情報分子により修飾されるが、グルココルチコイド(GC)、エストラジオール(E2)等のステロイドホルモンも主要な制御系の1つである。ステロイドホルモンは細胞内レセプターと結合し、核へ移行する。DNAに結合するとホルモン特異的なタンパク質が合成され、このタンパク質が免疫能を修飾すると考えられている。ホルモン特異的タンパク質の1つにハプトグロビン(Hp)がある。Hpは肝臓で合成される急性相タンパク質で、免疫抑制能があることがヒト、ラット等で示唆されており、また、牛では脂肪肝牛血清中に出現する。牛Hpはヒト等とは異なり、通常は血中にはほとんど存在しないため、ホルモン特異的に産生されるタンパク質の免疫修飾機能を調べる上で良いモデルになる。牛にデキサメサゾン(DXM,合成GC)、E2を投与し、Hpの誘導を調べた。DXM投与と絶食によりHpは血中に高率に誘導された。Hpの出現と炎症マーカーであるα1AGPの出現とは相関しなかった。肝臓GCレセプターは核で増加していた。GC濃度変化及び絶食は脂肪肝の主要な発症因子であり、かつ、脂肪肝牛では免疫能が抑制されていることは良く知られている。Hpが脂肪肝牛の免疫能を修飾している可能性が強く示唆された。なお、E2ではHpは誘導されなかった。
研究分担北海道・2研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030032262
収録データベース研究課題データベース

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