鶏のグルタチオンS−トランスフェラーゼの性状の解析(166)
課題番号 | 1992003593 |
研究機関名 | 家畜衛生試験場(家畜衛試) |
研究期間 | 継S63〜H04 |
年度 | 1992 |
研究問題 | 飼料及び飼料添加物の安全性確保技術の確立 |
大課題 | 有害物質及び有害微生物の排除技術の確立 |
中課題 | 飼料中有害物質の作用の解明と排除技術の確立 |
小課題 | 鶏のグルタチオンS−トランスフェラーゼの性状の解析(166) |
摘要 | 各種薬物投与がグルタチオンS−トランスフェラーゼ(GST)活性に及ぼす影響について検討した.今回の投与条件では,肝GST活性はphenobarbital(PB),buthylhydroxyanisole(BHA)あるいはstilbeneoxide(SBO)投与で約2−3倍に上昇したが,3−methylcholanthrene(MC)では変化がなかった.また,抗脂血剤clofibrate(CLF)では,ブロイラーの場合活性に変化はなかった.セレン依存性グルタチオンペルオキシダーゼ(GSH−Px)活性はCLF群で上昇し,PB,MC及びSBO群で低下した.セレン非依存性GSH−Px活性は,PB,BHA及びSBO群で上昇する傾向がみられた.各種薬物投与群でのGSTの基質特異性パターンには,各々に特有な変化が見られた.PB及びBHA群では,薬物投与によるアイソエンザイムパターンの変化はわずかであったが,SBO群では等電点9のアイソエンザイムが顕著に増加していた.サブユニットパターンは,PB及びBHA群では対照群に比してわずかな,SBO群では顕著な変動がみられた. |
研究分担 | 企連飼料安全・企画毒性薬理研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030032408 |
収録データベース | 研究課題データベース |