家畜におけるin situハイブリダイゼーション技術の開発(2)
課題番号 | 1992000783 |
研究機関名 | 畜産試験場(畜試) |
研究期間 | 完H01〜H03 |
年度 | 1992 |
研究問題 | 家畜・家禽等の生物機能の遺伝的解明とその育種技術への応用 |
大課題 | 家畜・家禽等の遺伝情報発現機構の解析 |
中課題 | 染色体・遺伝子の構造の解析 |
小課題 | 家畜におけるin situハイブリダイゼーション技術の開発(2) |
摘要 | in situハイブリダイゼーションを遺伝子地図の解析に利用していくことを目的として、新たな手法の開発を行ってきた。遺伝子地図解析には解像度の高いin situハイブリダイゼーションが要求されることから、従来のアイソト−プ法に替えて、化学標識法を用いることにした。この方法はまだ感度が十分ではないため、感度を向上させる方法を開発することを第一の目標においた。まず、ハイブリダイゼーション時のバックグラウンドを抑える為、ブロッキング剤の検討を行った。その結果、ブロッキング剤として、スキムミルクが適していることが判った。また、同時に、ビオチン標識法を検討し、当初の10倍程度の感度を得る事が出来た。さらに、検出時の光学系の改良を行った。即ち、ビオチン標識法で得られるハイブリダイゼーション・シグナル(反応によって沈着した化学物質)の吸収光を透過させるバンドパスフィルタ−を顕微鏡に装着し、検出感度を約3倍向上させた。その結果、45キロ塩基対の配列であれば、その染色体上の位置特定が可能となった。 |
研究分担 | 育種・遺子機能研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030032414 |
収録データベース | 研究課題データベース |