ストレス的環境と生体発現現象(77)

ストレス的環境と生体発現現象(77)

課題番号1992000863
研究機関名畜産試験場(畜試)
研究期間完S61〜H03
年度1992
研究問題家畜・家禽の生理・生産機構及び行動の解明とその制御
大課題家畜・家禽の生理生産機構に及ぼす環境要因の解明とその制御技術の開発
中課題環境適応能の解明
小課題ストレス的環境と生体発現現象(77)
摘要ストレスによって起こされる家畜の疾病や障害は発育不良や飼料効率の低下を招くものから死に至らしめるものまで多様である。しかし,家畜のストレスを把握する生体情報の研究報告は少ない。そこで,ストレス負荷時の生理・生体反応を検索し,それを基に飼養管理に役立てる必要がある。(1)肥育豚では環境温度37℃,湿度60%で飼料要求率が7.6に達した。呼吸数,直腸温は環境温度,湿度の上昇に伴って変化した。環境温度32℃,湿度60%時において,呼吸数は最高毎分280回で直腸温が41.8℃を示した。生態行動では,高温環境になると連続横臥時間が減少し,犬座と横臥を反復する行動頻度が高まった。一日当たりの合計横臥時間は高温環境ほど増加する傾向が認められた。(2)妊娠豚の一日当たりの尿中カテコールアミン排泄量は分娩二日前から増加し始め,分娩前日にはノルアドレナリンは50μg/日,アドレナリンは63μg/日に達した。分娩日以後の尿中カテコールアミン排泄量は,ノルアドレナリンは20μg/日,アドレナリンは7μg/日まで減少した。分娩ストレスに対して,アドレナリン作動性神経活動と副腎髄質能は共に亢進するが,正常分娩後は直ちに脱順化するものと推測された。残された問題点として,家畜のストレス指標となる情報を解析するには,さらに多種データの蓄積が必要である。
研究分担飼養技術・生体情報研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030032494
収録データベース研究課題データベース

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