寄生蜂由来の寄主発育制御因子の作用機構
寄生蜂由来の寄主発育制御因子の作用機構
課題番号 | 1992003318 | ||
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研究機関名 | 蚕糸・昆虫農業技術研究所(蚕糸昆虫研) | ||
研究期間 | 新H03〜H05 | ||
年度 | 1992 | ||
研究問題 | 昆虫等の生体機能の解明と制御・利用法の開発 | ||
大課題 | 昆虫等の変態・休眠・生殖制御機構の解明と利用法の開発 | ||
中課題 | 変態・休眠制御機構の解明と利用法の開発 | ||
小課題 | 寄生蜂由来の寄主発育制御因子の作用機構 | ||
摘要 | 寄生蜂の寄生によって生じる寄主の発育・成長の制御の機構を解明するため、寄生蜂の卵漿膜由来の細胞であるテラトサイトの培養及び寄生蜂の卵発育に及ぼす昆虫血液の影響について検討した。その結果、寄主アワヨトウから寄生3.5日後に採取した寄生蜂カリヤコマユバチのテラトサイトを30%の牛胎児血清を含むグレイス昆虫培地中で、寄主体内で成長したものとほぼ同様の大きさと形態にまで培養することができた。また、寄生蜂の卵を培地中で孵化させるためには5齢4日以降のカイコ血液の添加が必須であること、しかも5齢3日以前の血液を添加した培地で卵を培養すると、卵はある段階で発育を停止してしまい、孵化することができないことを明らかにした。 | ||
研究分担 | 生体情報・選択情報研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030032638 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |