貝類の生活活動にみられる周期的特性の解明(27)
貝類の生活活動にみられる周期的特性の解明(27)
課題番号 | 1992005601 | ||
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研究機関名 | 養殖研究所(養殖研) | ||
研究期間 | 継H02〜H04 | ||
年度 | 1992 | ||
研究問題 | 種苗生産及び養殖技術の高度化 | ||
大課題 | 種苗生産技術の向上 | ||
中課題 | 発生と初期発育機構の解明 | ||
小課題 | 貝類の生活活動にみられる周期的特性の解明(27) | ||
摘要 | 自然環境下で日周期的変動をするムラサキイガイの貝殻開閉運動がなんらかの周期的環境要因を欠く人為的環境下でどのように変わるかを調べた。環境条件として、1)恒暗、潮汐的水圧変化・流況変化なし、2)自然光による明暗変化あり、潮汐的要因なし、3)明暗変化あり、6時間毎の流向逆転、の三型を設定した。その結果はいずれの場合にも1日当りの閉殻の頻度と時間が増し、日周期性も見られなくなり、与えられた環境要因が同調因子としての役割を果たしていないことを示した。このことから、明暗変化は潮汐的要因がなければ活動の日周期性を誘導しえないこと、また潮汐的要因としてムラサキイガイが感受するのは水圧変化ではなく、連続的な流速変化であることが示唆された。 | ||
研究分担 | 環境管理・技2研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030033326 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |