海藻からのオリゴ糖産生における海洋細菌の酵素系の解明(144)
課題番号 | 1992005258 |
研究機関名 | 中央水産研究所(中央水研) |
研究期間 | 継H03〜H06 |
年度 | 1992 |
研究問題 | 先端技術による加工・流通技術の開発 |
大課題 | 生物工学の水産への応用 |
中課題 | 有用微生物・酵素の探索と保存及び活用技術の開発 |
小課題 | 海藻からのオリゴ糖産生における海洋細菌の酵素系の解明(144) |
摘要 | 過去に分離した多数の褐藻分解菌にマコンブを分解させた後の培養液上清中の糖質を分析した結果,褐藻分解能を持たない細菌に比べ概して可溶性糖質量が大きい傾向がみられた。特に高分子性の糖質を増加させるタイプの細菌では最初にマコンブが保持していた全カルバゾール糖の最高88%が培養7日目で可溶化していた。この細菌の褐藻構成多糖に対する分解活性は,他の細菌に比べアルギン酸分解活性が強く,海藻分解過程で強力にアルギン酸を可溶化しているものと推察した。今後低分子域の糖質分析をすすめるとともに,大量に得られることの分かった高分子糖の応用を考える。また今回粗酵素活性が全体的に弱かったので,測定条件を検討し海藻分解にかかわる酵素系を明らかにしたい。 |
研究分担 | 利用化学・微生物研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030033718 |
収録データベース | 研究課題データベース |